「ステロイドは使わない方がいい」は本当!?嘘!?
アトピーがひどくなると、皮膚科で処方されるのが「ステロイド」
ステロイドは使い続けると効かなくなるっていうし、
脱ステロイドするのはとても大変っていうし、、、
「ステロイドは使わないほうがいい」は正しいのか、間違いなのか?
ステロイドを使わずにアトピーを改善する方法とは!?
そもそもなぜアトピー・じんましんは治らない?
アレルゲン、ストレスなど
要因自体はさまざま考えられますので、それはひとまず置いといて。
まずは「アトピー・じんましんが起こる仕組み」を解説しますね。
アトピー・じんましんが起こる仕組み
何かしらの要因で、外からの刺激を受け
免疫細胞であるマスト細胞が異変を察知し、
サイトカインという警報を鳴らします。
それに呼応して体内でヒスタミンが生成され
異物を攻撃しカラダを守ってくれるのですが
このときヒスタミンがたくさん出すぎて
「免疫過剰」になっている状態 = 子どもが癇癪をおこしてヒステリックになっている状態
になっているのが
アトピーやじんましんです。
健康でバランスのとれている状態では
ヒスタミンが出すぎた時
副腎からコルチゾールが生成され
子どもの癇癪をなだめるようにヒスタミンの暴走を
ヨシヨシヾ(・ω・`)してくれるのですが
この時ヨシヨシしてくれる存在こそがステロイド。
ステロイドが悪いのでは無かった!
ステロイドとは「副腎皮質ホルモン」
副腎から生成されたコルチゾールから生成されるのがステロイドです。
そう。
ステロイドは元々、自分のからだの中で作られている成分。
体内でのバランスが
ヒスタミン <<< ステロイド
のバランスにさえなっていれば、
外側から刺激があっても
アトピーやじんましんのような炎症にはならないのです。
これが、健康な人たちのからだの正常なバランス。
わたしたちアトピー人間は、バランスが壊れている?
わたしのように
子供のころからアトピー体質の場合
遺伝子的な部分でヒスタミンが人より多くでてしまう体質だったり
大人になってからアトピーになった場合
ヒスタミンを食事からたくさん摂取していたり
(カラダ良い食べ物が意外にも悪さをしていたりします!)
はたまた胃腸の状態や自律神経などの関係で
コルチゾールから生成されるステロイド成分が
からだの中に足りなくなると
ヒスタミン >>> ステロイド
という状態に簡単にバランスが崩れてしまう。
それがわたしたち、アトピー人間のカラダの仕組み。
あらゆる「炎症」が実はコレのせい!
アトピー体質の人は、風邪をひきやすかったり
唇が荒れやすかったり、人より疲れやすかったりしません?
実はこれも、
ヒスタミン >>> ステロイド
というアンバランスな状態になりやすいことが原因。
ほかにも口唇ヘルペスや副鼻腔炎、めまい、腹痛などの
あらゆる「炎症」がこのアンバランスさゆえ
治らず慢性化してしまうのです。
ステロイドを飲んでても治らない理由は!?
なので、ステロイド内服は
ヒスタミン <<< ステロイド
という理想的なバランスに戻すため
今、体内に「あって欲しい」量を補う役割。
大火事になっているけど、水道の蛇口から出る水じゃ追いつかないので
消防車の放水タンクが必要なのです。
だとすると、
なぜステロイドを飲み続けている(大量の水を放水してる)のに、
アトピーは治らないのか?
ステロイドの悪循環はここで起きている!!
それは、炎上している部分にはステロイドで対処して鎮火できても
大元の火元には何も対処できていないからです。
それどころか、
自分で火元に「火種」を継ぎ足し続けている可能性すらあります。
この「火種」を継ぎ足す行為をやめない限り、
火事は終わらないので
延々ステロイドを飲み続けることになるのです。
さらに悪いことに、
ステロイドが常に外から供給され続けることで
副腎さんは
「体内にステロイドがたくさんあるな」
と判断して
自分ではそれ以上の生成をしなくなったり
もしくは
供給され続けるヒスタミンに対抗するべく
ずっと過剰に働き続けた結果、
「副腎疲労」を起こし
ステロイドを生成できなくなってしまうのです。
ステロイドをやめるタイミングはココ!!
「火種」も継ぎ足され続けていて、火事は燃え続けていて、
副腎さんはステロイドの供給をやめている中で
ステロイドを飲むことをやめると。。。
当然、また大火事になり、アトピーは悪化して
「ステロイド飲んでたのに治らない」
となってしまうのです。
なので
アトピーの悪化を防ぎ、アトピーを改善させるカギは
ステロイドで大火事を消化している間に
「火種」を継ぎ足さないで、完全鎮火を図ること。
「ステロイドを飲んでいる間」こそが火種に対処できるチャンスなのです。
お医者さんはなぜ、教えてくれない?
でも、皮膚科でこんなこと、教えてもらえたことあります?
わたしは35年間、どの皮膚科のお医者さんにも
「朝晩、1錠ずつ飲んで一週間後にまたみせてください」
としか言ってもらえませんでした。
「お薬を言われたとおり飲んでいれば(塗っていれば)治まります」
その言葉を何度信じ、何度裏切られたことか。。。
西洋医学は「戦争」の医学
西洋医学のお医者さんは、
いま出ている「症状」を解決することが仕事であり
体質のこと、カラダの全体のことを見てくれているわけではありません。
かゆい、腫れた、と言われたら
かゆみを抑えること、腫れをひかせることがお仕事なのです。
もともと西洋医学は戦争と一緒に発達してきた医学。
命の危険がある、今この場をどうにかしなければならない
救急の医療。
そんな緊急の場面で
「体質改善」だとか「ほかの臓器にのちのち負担が、、、」
など言ってられません。
なので
「かゆみ」=かゆみを抑える!
「痛み」=痛みを抑える!
それが病院の仕事。
そう、
「病院に行き続ければいつか治る」は私たちが勝手に抱いている幻想。
病院の処方はあくまでも
「緊急事態用」とわたしたちは捉えるべきなのです。
結論:ステロイドは飲むべき?飲まないべき?
アトピー体質のわたしたちが
ヒスタミン >>> ステロイドになりがちな私たちが
本当にアトピーを治すための正解はコレ。
「ステロイドを飲んでる間に、本当の原因(火種)の方を治す」です。
ステロイドを飲み続けても
やめればすぐ悪化するし
ステロイドを飲まずに治そうとすると
大火事を収めるのにめちゃくちゃ苦労するので
症状がひどい状態を長く続ける羽目になります。
なので正解は
ステロイドで大火事になっている炎症を収めてもらっている間に、
本当の原因に対処して
もう火種がくすぶらないようにすることです。
大火事の炎症を、助っ人のステロイドさんが対処してくれるので
カラダの中で
本来の火種の炎症を治すだけの余裕が出てきます。
火種に対処できれば、
これ以上火事が広がることがありませんので
「ステロイドをやめたらひどくなった!」
という
いつものスパイラルから抜けることができます!
アトピーは、治せる! この喜びを、あなたにも